読んだもの スクランブル・ウィザード

スクランブル・ウィザード (HJ文庫)

スクランブル・ウィザード (HJ文庫)

恋も魔法も緊急事態!
迫り来る魔法テロの恐怖から生徒たちを守り抜け!
すえばしけん先生の、ノベルジャパン大賞受賞作。
まず50ページほど。
魔法を使うときの描写は、オーフェンを彷彿とさせるような部分がある。
マルチキャスティングという特殊な才能は面白そう。ラスボスに関わってくるんだろうな…
ちょっと授業のシーンがあったんですが、これが読者にも「この世界の魔法ルール」を説明してくれてる感じで分かりやすい。
マナ(の粒子)とか、魔法の理論がシンプルながらも特徴的で、しっかりしてるなー、と。
このルールをふまえて、魔法のバトルがこれから繰り広げられるわけだ?
SFや魔法もののライトノベルって、このへんの世界観やルールが具体的で分かりやすいほど、バトルシーンが面白い…と考えているので、この先が楽しみです。


読了。序盤を読んで予感してた通り、戦闘シーンの緊迫感が良かった。
主人公キャラ二人が、相手の影響を受けて変わっていくのは見てて気持ちがよいです。
主人公の相棒?である能勢和希のバックグラウンドがあまり説明されなかったけど、これは2巻以降にあるのかな…?
彼の見せ場は特にかっこ良かっただけに、気になるな。