本屋の森のあかり

本屋の森のあかり(6) (講談社コミックスキス)

本屋の森のあかり(6) (講談社コミックスキス)

本と出会って、人と出会う。
やっぱり面白い。良い作品だなー!
1巻から3巻くらいまでの帯はひどかったけど、最近のはいつわりなく内容を表していていい感じ。
・「萱草に寄す」この作品も立原道造さんも知りませんでした。
主人公の働きかけによって、ある人物におこり始めた変化…全部描ききらずに、ここでやめてしまってるのが想像の余地があっていい感じ。
本屋さんって、こういう工夫・企画が出来るんだなー、とか、こういう努力をしてるんだな、って読んでいた楽しいというか、嬉しい。
・「銀河鉄道の夜」。このお話の扉絵、好きです。
山車に提灯、影と星。何かに触れようとする主人公の、片方脱げた草履。
ぽかんとした顔に、可愛い髪、ラフな服装のギャップ。なんか気になる絵だなあー。
本屋さんのお話というか、ラブコメっぽい。
・「高慢と偏見」オースティンも読んだ事無いかなあ?
タイトル通り、プライドや偏見のせいもあって反目し合う二人…というお話と、
それとは別レベルの視点では、おそらくハーレクインをモデルにしたロマンスものにも触れられてて
主人公はほとんど出てこないけど、内容は充実。