乱歩地獄 感想

乱歩地獄 デラックス版 [DVD]乱歩地獄」鑑賞@新京極 弥生座。「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4本立て。というか、「火星の運河」はツナギなのかな、よくわからんけど。
「鏡地獄」は、殺人事件とトリックありのミステリ仕立てっぽく変えられていて、でも例のアレもちゃんと登場する。出るか出るかと心配しちゃいましたよ。でも一番よかったのは成宮寛貴のキスシーンとエロシーン。最近見たキスでも一番えろいかもしれない。蝋燭のたらしかたがツボだった。成宮くんは髪を上げるとちょっとhydeっぽいよなと思う。
「芋虫」は、芋虫の醜さはちょっと…なのだけど、妻役の岡元夕紀子がえろくてよかった(←こればっか)。松田龍平の顔が出てきたときは藤井隆みたいで雰囲気ぶちこわし感があったのですが一般的にどうなのだろう。そういえば藤井隆乱歩Rやってたな。
「蟲」は、カネコアツシが監督してるってのが何より驚きで。予備知識なしで見に来たから。他の監督とはちょっと色使いが違って面白かった。そして緒川たまきさんが美しいのと、浅野忠信の情けなさが面白い。最後になって急に、現代的なシュールさが加えられてなんというか。いや、面白いと思う。
 全体的に、ムリに昔の時代設定にせず、現代なんだけどうまく乱歩ぽくしてるところに好感持った。しかしメジャーなひとが出てる割にアングラなつくりやなあと思う。いいのかこれ、と思ったくらい。