害虫 感想

1本目は害虫 スペシャル・エディション [DVD] 塩田明彦監督「害虫」。手首を切り自殺未遂をする母親。娘は登校拒否したり登校したり。少女の周りの出来事が、比較的淡々と描かれる。そして時々画面に映し出される文通のようなセンテンス。面白かった。余計な説明台詞などが無くて、一瞬置いていかれそうになる感覚が好き。宮崎あおいの主演映画は初めて見ました。不思議と説得力のある演技。主人公の特性を、というかなんというか。いろんなことが起こるんだけど、それがありえると思える存在だというか。母親役の、りょうがとても良かった。今まであまり好きな女優さんではなかったのだけど。考えてみれば、りょうが大きな役を演ってる映画を見たことが無かったのかもしれない。短めの髪と金髪が似合ってるんだよなあ。浮浪者の役が、たまのドラムの人だったらしいんだけど、味のある演技でこれもまた良い。
 そういえば宮崎あおいってNANAに出演してたんだったなあ。まったくイメージが違うので、同じ人物として結びつかなかった。