劇団青年天塾

公式サイト。というかはてなダイアリーじゃないか。
http://d.hatena.ne.jp/seinen10juku/
「お前の匂いがする物語」観劇@Art Complex1928。キャッチコピーは「孤独の時代を生き抜く世代に贈る、笑いと涙とマンガ。」。舞台は格子戸のある家の前。
ラブラブな新婚夫婦のお隣に越して来たおばさんと少女。親子じゃなさそうだが、一体どういう関係なのか?どうしてこの町に来たのか。ある日少女は男に話しかける。
難解さやアングラのかけらもない(ちょっと下品かもだが)、直球勝負の作品でした。あまりのストレートさに「うわあコレ最後まで付き合えるかな…」と心配したのだけど、10分もしないうちにすっかり引き込まれちゃいました。実はあまり書きたくないのだが、最後のシーンは涙をこらえないと零れてしまいそうでした。あぶねー。さすが京都テレビ主演級の経験をつんだ人たちだ。あとホンも良かったんだろうな。ヘンにひねらなくても面白い話はできるんだなー。ミステリばっかり読んでいるとどうしても、ヒネリや伏線が必要と考えてしまうのだけれど。
奥さん役の永津真奈さんは「ニトナツ」主演の、麻生久美子似の長身美人。テンションのおかしな婦警さんやから余計に似て見えるのかな。
愛すべきアホキャラ、Mr.ビーンのような桜井心平さんはとにかく面白い。子供や年配のかたにもウケてた。
謎の少女役 仙福愛さんは、文字通り少女なかんじの可愛さ。ちょっとブリすぎな気もするけど そこも含めて、微笑ましいというか。演技してる演技、なのかとも思ったけど、それは違ったみたいだな。
主役?の小林弘さんは、いかにも主人公顔というか、爽やかですね。熱くなったときの演技が自然で上手い。熱くなると本当に耳まで赤くなってるし 笑。後半、劇中で意外な才能も披露してはります。
少女の家の周りをウロウロする謎の男役、恵比須元哉さん。このひとどっかで見たこと有るような気がする…そのせいではないだろうけど、妙に印象に残る人でした。こういう顔の役者さんがすきなのかもしれない。
最後まで飽きずに見られてなかなか満足、チケットも高くないので、次の公演も観にいくと思う。
出口でKBS京都のドラマ「ヒナの魂」DVDが売ってたので、買ってしまいました。30分番組1クール分の2枚組みディスクが、半額で1000円。面白かったら安い買い物やなー。どうかな?