劇団ひまわり「半神」

劇団ひまわり 神戸公演クラス第二回公演「半神」観劇@シアターぷらっつ江坂
野田秀樹の脚本は、分かる部分と分からない部分のバランスがちょうど良くて、けっこう好み。
原作マンガからかなり広げられた内容で、世界のはて、とか4次元とか、そんな話が出てきます(原作ではなかったよね?忘れてるだけかな...)。
これ、BS衛星劇場と金蘭演劇とで見た事がある劇で、
これで3回目だと思う。まさか劇団ひまわりの劇を見る日が来ようとは思わなかったw。普通に公演をやってるとは知らなかってん。TVへの出演とか専門だと思ってて。
あらすじと、金蘭会高校のときの感想はこちらで↓
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/8027/monthly/act0503.html#hansin

さて今回の感想ですが。
歌の出だしを間違う人が居たり、判定のシーンで赤白の旗を間違ってあげる人が居たり、ちょっと有り得ない失敗もあったものの、それ以外は全体的に良かったと思う。
以下、キャストの感想。
双子のうち醜くて賢い方=シュラ役の橋爪さんがかなり上手くて感情がこもっててすっかり引き込まれてしまいました。残念だったのが、美しくて馬鹿な方の、マリア役の人とのレベルのギャップがあらわになってしまったこと。前に見た劇のときは、マリアとシュラのルックスはまったく違ったのに、マリアがシュラに見えたくらい凄かったんだけどな。
個人的に気に入ったのは、老数学者&ドクター。セリフ回しの気持ちよさ、ギャグ、それに、ぼけた感じがなんとなくかわいい。キャラ設定自体が美味しいんだけど、役者の方がそれを引き出してた。主役二人の次に重要なキャラだから、劇団の中でも上手い人だったのかも。
双子を化け物の世界へ引き込もうとするユニコーン役。このひとの声と見た目が好印象だった。この印象は、知ってる人に似てたからかもしれないけど...。一緒に見た二人は「怪物がなんでメガネなん?」と突っ込んでたけど、それは全然気付かなかったw。初めての舞台とは信じられない自然さ。ほかにも初めての人、いたんかな?
マーメイド役のかた。物語のポジションでも、ルックス的にもお色気担当。これはまあかわいい人なんだけど、いいかんじに下品に崩せてたとおもう。
んで、化け物のうちひとりだけセリフが無いひとがいて。どうみても中学生だったので、ヘルプで出てるんかな?と、ずっと気になってたカワイイ女の子がいたんですが、これは別の回の主演(ダブルキャストだから)だそうで。これはもしかして、そっちのキャストでもう一回見たいかも...と思わせるほどでした。ポージングがすごくよかったんですよねー。