独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

収録作「Ωの聖餐」読了。1本目は嫌な気分になったけど、こっちは良かった。オメガを主人公にしたシリーズ物が読みたいくらい。
自分は数学が出来ないくせに、数学(者)関連の話を読むのは好きなんだよなあ。
作中に出てくる数論(多分)のある予想みたいな、証明は難しいのに、一般人にも分かるシンプルな予想って好き。数学を専門にしてるひとにはネタバレになるから具体的に予想の名前を書けないけど…

ラストの意味に確信は持てないけど、後味も悪くなかった(深い意味はないですよね?)。
最初の話のような、弱者をいたぶるような話に比べて、こっちのような人肉食いや死体処分の話は読んでいて嫌な気分にならない…というのは趣味としてどうなんだろうとも思う。
けど、多分カニバリズムには現実味を感じないから嫌な気分にならないんだろう
な。
カニバリズムと言えば。有名なエロマンガ島(イロマンゴ島)には昔、食人の風習があったらしい、と最近知った。名前だけが有名なわけではなく、その習慣があったから余計に有名なんかね?