下弦の月

下弦の月 ~ラスト・クォーター [DVD]

下弦の月 ~ラスト・クォーター [DVD]

TV版「カクレカラクリ」を観たとき(id:gma:20060913、id:gma:20060915)は、そのクオリティに悪い意味で衝撃を受け、どんな監督なんだろ、と気になってて。
今回ようやく、その二階健監督の作品をレンタルしてきた。
彼氏と喧嘩したあと街を彷徨い、古びた洋館を見つける主人公美月。そこにはアダムという名の男が住んでいた。
蛍という女の子も、その洋館を見つけ中に入る。そこにいたのは、どういうわけか洋館から出られず、アダムの帰りを待ち続ける美月(のような女性)。
時系列のよくわからんままに話が進んで行ってしまったのですが、すぐに「ああこれは、生まれ変わりとかそういうファンタジーの話なんだな」と思った。
矢沢あいがこういう作品描いてたとは意外やなあ。)
うん、こちらの脚本、舞台設定(バンド、洋館、生まれ変わり)は、「カクレカラクリ」よりよっぽど監督の持ち味に有っていると思う。意外に悪くない。
あの時 気になった妙な色彩は、今回の洋館などにはよく合ってる。やっぱPVぽい撮り方をするひとなんだろね。
それでも、妙なカメラワークと言うか、謎の効果/演出が浮きまくりで笑えるのは同じ。
役者さん達はカクレカラクリほど大根じゃなく、普通に映画として観られる。
みんな格好良く撮られてるので、ファンの人なら見ても良いんじゃないかな。

ところで、登場人物に友人と同姓同名のひとがいてびびりました。