ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ !
- 作者: 深水黎一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 新書
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終盤より手前までは、読んでて面白かったです。けどトリック抜きにしてもオチは納得できない。そんなのこっちの責任じゃないし!いやむしろ「犯人はおまえやろ!」と言い返したい。
それに、トリックの説明で「何ページでこう書いたでしょ」みたいな具体例を挙げてくるチマチマしたのは嫌い。そこまでしないと読者に理解してもらえないのってどうなの。「ほら、ここココ」と指差しながら説明するのは美しくない。何ページとか言わなくても、読者が「ああ、あの記述は気になってたけどそういうヒントだったのか」と納得できるように、ちゃんと印象に残す描き方をするか、そうでなくても、最低でも再読したら分かるくらいのレベルにして欲しい。
ちなみに昨日の日記を書いた時点で考えてたオチは、
「新聞の『読者』が香坂を殺す」というものだったんだけど、これじゃ「犯人はあなただ!」とはならないもんなあ。
追記。2chの反応を見て、自分なりに消化したところ、この作品はあれですね。「読者が犯人、を実現する方法」とか「ここまではリアルにはしないけど、こうしたら『読者が犯人』の小説が書けます」といった内容の本、だとも考えられるかも。
オチとは関係ないけど、この書き込み笑ったw
495 名前:名無しのオプ メェル:sage 投稿日:2007/04/09(月) 09:59:07
本のタイトルを「この本が売れたら人を殺します」にして
発売日に人を殺した後「読者が指示したから」とすれば読者が共犯くらいにはなるな。