読んだもの 森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

第4章「魔風邪恋風邪」をチラリ。
せっかく風邪を引いてるのだから、こういうタイトルを見せられては読まないわけにはいかないのです。
実際、お見舞いのシーンなどは風邪のおかげで雰囲気が出ます。

ところで彼が「外堀」という言葉を使うたびに、
外堀を埋めすぎたら塀になるんじゃないか…とヒヤヒヤします。

昨日病院で診察を受けているあいだ、
横で看護婦さんがパチパチとキーボードを叩かれていて
「レポートでも書いてるのかな」
とのぞいてみると
「芝居小屋」
「ねずみ娘」
風太スペシャル」
と、面白そうな単語が目につきました。
ちょうど待合室では、学園祭が舞台の「御都合主義者かく語りき」を読んでいたところだったので
余計に面白く感じました。

で、読了しました。
最後ちょっと甘いような気もしたけど、
最後まで楽しい作品でした。