古畑中学生

古畑中学生 [DVD]

古畑中学生 [DVD]

中学生の頃の古畑任三郎を描いたドラマ、録画してたのを鑑賞。
決めのはずの台詞や、役者の演技にはまったくピンと来るものがなかった(あ、福田麻由子はとても良かったな)。
けど全体の構成はとても面白かった。

中学生探偵古畑のもとに、数々の謎が舞い込む。
ホームズの赤毛連盟を連想させるような事件をはじめとして、数々のホームズ風事件が。
そして真相…これはフラクタル構造になっているみたいで面白い。
「XXのような事件」を序盤で描きつつ、全体としても、そのXXのような事件になっているという。


すべての伏線を回収したわけではなく、あえて視聴者に考えさせる部分を残してあるような気がします。
以下、それについて猛烈にネタバラしつつ感想(妄想)を書きます。

色々な事件が舞い込んできた理由は、明かされた真相の通りです。
しかし、なぜシャーロック・ホームズ風の事件に偏っていたのか?
これは、犯人がホームズ作品を読んで、それを元ネタにしたからだと考えます。
図書館にホームズの本が無かったこと。
書店にもホームズの本が無かったこと。
これは、描かれない真相と言うか、真相の小ネタとして仕込まれた伏線/ヒントだと思うんですよね…
考え過ぎでしょうか?