おやすみプンプン

おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)

のっちが最近このマンガを好きだと言っていたので、買ってみた。
浅野にいお…じゃなくて「浅野いにお」だったのか!この日記を書くまで「にいお」だと思ってた!
…浅野作品は、初連載作品の「素晴らしい世界」を読んでピンとこなかったので、チラチラ横目で見つつもスルーする、という感じの微妙な距離を保ってましたが、ここに来て3冊まとめ買い。我ながら影響受けやすいわ。
この「おやすみプンプン」はなかなか良いですねー。主人公の絵が斬新というか。
このデザインだからこそ感情移入できる、ってのはありますね。昔のFF4のドット絵が、泣いてるように見えるときがあったりとか。能面とか。日本人はこういうの得意かもしれない。
主人公プンプンをみていると、しんみりしたり、ドキドキしたりします。
彼の「無表情」に表情を感じる一方、他の人物の表情の描き方は苦手だなあ。
絵は好きだけど表情が嫌い、というかんじ。ちょっと生理的に。
それなのに面白いのが困る。
1巻だけを読んだ感じでは、ノスタルジックかつ残酷なかんじの日常シーンに、エキセントリックさと、映画的なイベントを混ぜ込んだバランスが良いです。子供の頃の、性に対する意識もうまいこと描くなあと思う。
これから2巻を読みます。