本屋の森のあかり

本屋の森のあかり(3) (講談社コミックスキス)

本屋の森のあかり(3) (講談社コミックスキス)

恋に仕事にがんばるあかりの、書店員ライフ!本屋さんの裏側ものぞける!?
3巻も良かった(こうやって貼付けてみても、やっぱり表紙がマンガに見えないですね)。
本屋さんネタ、本ネタのマンガって多いけれど、そういった作品たちとの大きな違い…世界が閉じてなくて、ちゃんと物語が前に進んでいく。それも、意外なほど早く。ちょっともったいないんじゃない、って思うほど。
それを見て、「ああ、磯谷友紀というひとは、ネタを書きたいわけじゃなくて、主人公たちの物語を書きたいんだ」と安心する。
今回の収録作は「星の王子さま」「猫町」「ラプンツェル/グリム兄弟」「カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー」と読み切りがひとつ。
カラマーゾフの兄弟とか、流行も取り入れてるのが嬉しいですね。
読み切り作品「まりさんと魔法の靴」は靴に関する物語で、読み切りなのでちょっとバッサリ切り詰めた感はあるものの、それも巧いと感じてしまう。