夏期限定トロピカルパフェ事件

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

第1章「シャルロットだけはぼくのもの」はパズラー的に読めて、単体でもわりと上手くまとまってる作品。
第2章「シェイク・ハーフ」は暗号もので、さすがにこのジャンルは無理筋っぽいというか、推理で解くのは無理ですねw
でも、全体の流れの中であらためて振り返ると、上手いなーと思う。
スゴい事件のはずなのに、さらりとした印象で読めてしまうのは、つながりが自然すぎて、この構成のすごさに気づきにくいからかもしれない…
もう少し大袈裟な描写を読んでみたい気もするのだけど、このサラリ感も捨てがたい…
自分にとって、なんとも微妙な立ち位置にいる作家さんです。
他にも何作か読んでみよう。