大谷高校演劇部「村田さんと東尾さん(改)」

近畿高等学校総合文化祭演劇部門(近畿高等学校演劇研究大会)@京都市呉竹文化センター
いわゆる近畿大会ってやつかな。
大谷高校演劇部の「村田さんと東尾さん(改)」観劇。
客席の方を向いて、机が二つ。二人の女生徒があっち向いてホイを始める。
勝負がつき、手鏡を使ってメイクを始める。
演劇部の部室が舞台の作品らしい。


とても良かった!終わった後、客席に心地よいざわめきがあった。
キャストが二人しかいないのからわかるように、演劇部は人数が少ないらしい。
自分たちの状況をうまく取り入れて、観客にリアルな感動を与える作品だと思う。
観てるひとは演劇関係者が多いだろうから、特別に感情移入してしまうだろうなあ。
そいうでない人も、現実とリンクしてるので、メタな感動を味わえると思う。
東尾さん役は東尾さん本人で、去年の作品とつながってるらしいし!
(あ、幕間交流で村田さんについて質問が有ったけど、なんか答えるときツラそうだったのであまり村田さん本人については気にしない方が良いかと思います)


といっても湿っぽい作品ではなくて、基本明るくて笑えるかんじ。
けど、なぜだか不意打ちなタイミングでふと泣きそうになってしまったんだよな。
うわ、たった一言二言で泣きそうになってる自分!
と思ったら周りも鼻をすすっていた。


思えば、高校演劇でしかできない作品かもしれない。
部活動なので、みんな3年だけで去っていくのだ。
大学の演劇サークルはそのまま小劇団になったりもするけど、高校ではそんなことは少ないだろうなあ。
普段見てる演劇は、うまい人は何年もずっと出演してるけど、
高校は長くて3年だもんな。

内容はこちらかたの日記が分かりやすいです。 id:cakicco:20100124 (書きっ子日記)
cakiccoさんも書かれてるように、再演不可能な作品だと思われるので、ネタバレを気にせずに読んでみるのがいいと思います。