虫と歌
- 作者: 市川春子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: コミック
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第14回 手塚治虫文化賞「新生賞」受賞!!書店で見かけて、タイトルと表紙に惹かれて購入。半分読んだ。
深くて軽やか、新しい才能!!
ふしぎな空気の作品だなあ。起こってる事はファンタジーなんだけど、詩的といったほうがしっくりくるかな。
たぶんファンタジーと言うには、削られすぎている?
4編が収録されているようだけど、一気に読みたくなるというよりは、1日に1編ずつ読んで、夢に見たいような作品。
収録作「星の恋人」。すごいなこれは。
可愛らしいようでいで、エロチックで残酷で。
1コマ1コマが情景を切り取っているようで、なんというか行間のあるかんじ…
けど、べつに行間を読まないと分からないような難しい作品じゃないんだよね。好きに時間の経過を空想できるというか。
収録作「ヴァイオライト」こちらはさらに詩的?
五十嵐大介さんの作品みたいに、自然の強さを感じた。
「星の恋人」もこれも、時間感覚が分からなくなるような不思議な話だなあ。