柔らかい女

柔らかい女 (ビームコミックス)

柔らかい女 (ビームコミックス)

とても素敵な、ふにふに。
明仁さんの作品は初めて読む。
8編収録のうち最初の1作「BOX SEAT」を読んだだけでスゲーと思って
「この8編にハズレはないはず!」と確信した。
表紙とタイトルのせいで、微エロな作品ばかりかと思ったら、
舞台設定もジャンルもバリエーション豊かで驚いた。
どっちかというと、この裏の帯の方が正しいかな。
柔らかくて艶やかな肢体の美女たちと、生真面目な男たちの物語、
8編の感想。
・「BOX SEAT」。えろいです。そしてある意味バカですw。
 ほとんどセリフなしで、表情とシチュエーションだけで魅せる…!
 あらためて考えると、世の中のエロっぽい作品って言葉とか変な擬音を使った物が多そうだなあ。
 これは特徴的。どこか山口貴由さんの作品を連想させる。
・「彼女と彼」。これもうまい。喫茶店のシーンでは、あーもう山口貴由作品だ、って確実に影響を感じました…
 どうでもいい(こともないか)なシーンで、無駄に迫力が有るのが素敵。
.「サンキュー」…これまた素敵!リズムだけで魅せるなあ!
 と思ったら…w
・「もっともっと」一番マトモで、それゆえにこの本の中で異色と言える作品かもw
 魅せる作品を描く人って、ごちゃごちゃした小道具をみてるだけでもきもちいいね。
・「華聖楽館の日」 良い意味でひどい
・「青い腕時計」 他の作品に比べてシンプルで懐かしい感じの絵だなあ。
 お話は短編小説みたい。
 わかるわかるよその気持ち。こうやって成長するのだ…


感想のつづきはあとで。