黒後家蜘蛛の会贋作集「猫当てゲーム」

GoShuさんと、安楽椅子犯人の小野堂が企画した「黒後家蜘蛛の会贋作集」をダウンロード。
http://www.geocities.jp/kgtzzz/kurogoke/
アシモフ黒後家蜘蛛の会パスティーシュを収録したサウンドノベル
ちなみにgmaは、原作は2冊くらいか読んでないです、たしか。


まず切霧舞さんの「猫当てゲーム」を読んでみた。
おお…イラストに雰囲気あるなあ。
これは簡単にいうと、「ゲーム」という名前の猫はどれか?というお話。
まずゲーム理論のお話が始まる。囚人のジレンマとかそういうやつだ。
このジャンルにはけっこう興味が有って、ときどき調べるのだけど
基礎も応用も説明が巧くて読ませるなあと思った。
基本、会話劇なのかな。会話のやりとりが楽しいですね。
ゲーム理論じゃないけど、最近読んでる本で「予想通りに不合理」ってのがあって、その言葉が作中に出て来た。
有名な言葉なのかな。
あと料理の描写が巧くて…クレオール料理。じゅるり。ガンボスープのみたい。
それにフロリダの話が出てくるけど、
gmaの叔父もフロリダにいるんですよね…笑
なんか興味の有るジャンルが近くて、そのせいで余計に楽しめたかんじ。
猫派だし。


以下、若干ネタバレ気味かもな感想
真相と伏線のバランスがどうなんだろうと思ったけど
原作でどうだったか全然覚えてない…
読者への挑戦ではないから、こんなものかな。
実際には日常の謎にはヒントがちりばめられている訳ではなく
少しのヒントから飛躍するものなんだろうな。
というか、この感想自体がネタバレになりそうで書くかどうか迷ったんですが、まあいいかw