読んだもの 空ろの箱と零のマリア

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

私はお前を屈服させる。お前を壊すために、ここにいる。
しょっぱなからループ全開のお話。
ループものだと、よく
危険を事前に知ってる事によって、気の利いた回避策を思いつく…
みたいな展開が多いですが
この作品は、繰り返しの規模が何千とか万とかいうレベルで
繰り返しがどれだけ精神に影響を与えるか…ってとこをフィーチャーしてる気がした。
繰り返しのギミックとかじゃなく、精神面に重きを置いてるかんじ。
もうちょっとふっとんでるか、逆にベタだったりするほうが好みなんだけど
真面目な文章で、作者さんの生真面目さが伝わってくる本でした。