読んだもの 非選抜アイドル

非選抜アイドル (小学館１０１新書)

彼女の才能に今さらながら驚いた。ー秋元康
「非選抜」でもがんばるすべての人へ！
初の書き下ろしメッセージ

AKB48の なかやんこと、仲谷明香さんの書いた本です。
AKBのメンバーで実際に見た事の有るのは２人だけなんですが、
仲谷さんはそのうち１人なので、ほんのちょっと親近感があります（滋賀県のスター田名部生来さんと一緒にイベントに来てたのですｗ）。
新書って言うと、なにか勉強向けのイメージがあったけど
べつに何かを得ようと言うよりは
単純に実話の物語として面白く読みました。
オーディションを受けるに至った過程や偶然が面白かったし
状況が変わっていく時の、心境とか努力とか面白かって、ぐっときました。。

「選抜」があり、メンバーが固定でもないというAKB48の特徴を、非選抜の側から描いてる本なので
AKBファンが読んで楽しめるのはもちろん。
けどこの本には、他のメンバーのエピソードはほとんど出て来ないので
（例外が あっちゃんこと前田敦子さん。他には板野友美さんの名前が出たくらい）
誰か特定のメンバのエピソードを読みたいという人には向かないかもですね。
あまりメンバの話を書いても、AKBのこと知らない人には楽しめないから
意識して名前を出すのは抑えてるのかもしれないですね。
それも含めて、バランス感覚、客観的な視点とか、文章力はなかなかのものです。
自分が選ばれなくてもヘコたれたりクサったりせずに
自分の役割、現状で出来ることなどを考えて（あるいは無意識に）努力してる人なので
そういった同じような境遇にいる人に向けて書いているかな。
ところで今回この本を探してて気付いた事。小学館の新書自体があまり置いてないですね。
マイナーなのか、レーベルが始まったばかりなのかな。