読んだもの AKB48の戦略! 秋元康の仕事術

"刺さる"ビジネスノウハウを徹底的に聞いた本である。
田原総一朗さんといえば、最近AKB(特に高橋みなみ)のファンになったことは、ファンの間では有名なお話。
秋元康にインタビューするために一度劇場を観に行ったのがきっかけでハマったのだとか…。
たぶん今までアイドルとかあまり知らなかっただろうから、
「アイドル知らない人からみると、そのあたりが新鮮にみえるのか〜」という点もきいてるんだけど
なかなか面白い着眼点の質問もあります。
まあ質問の半分くらいは、アイドル知らないからってこともあるだろうし、
秋元康側も、答えてる事の半分くらいは、どこかで書いたり話したりしてる事を繰り返してる。
前置きがながくなったけど、ようするに
この本のボリュームのうち半分とか1/4くらいが新しい事っていうくらいの期待値で読めばいいかと思います。笑


自分が読んでファン視点で「へえー」って思ったのは、
・ライブ中に「○○を聞いて頂きました。いかかでしたか?」ってよく聞いてるけど、あれはおかしい…と秋元康は思っている
菊地あやかさんを辞めさせたときに、「もどってきなさい」と言っていた事
のあたり。
菊地あやかさんは自分の意志で不死鳥のように戻ってきたのかと思ってたら、秋元P直々に言われてたんですね。
そしたら、また合格させると約束してるようなものだなあ…と思ったw
まあでも菊地さんのこと話すの自体が珍しいと思うので、ここは読み応えありました。
ライブ中に「どうですか」って聞くのは、盛り上げるのに一役かってると思うんだけど、どうかなー。


ファン視点以外で読んで面白いと思ったのは(つまり48グループに限らない話では)
・ヒットするコンテンツは勝手に深読みされる
・刺さるコンテンツ:(「なんか面白かったけど、どこが面白かったんだっけ」というのではダメ)
・どんな仕事にも企画がある(お茶出しでも、企画できる)
っていうらへんかなあ。