読んだもの 天体の回転について

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)

収録作「灰色の車輪」「あの日 」「性交体験者」読了。
「灰色の車輪」：　危険な研究を行うための星、クルーイーニャ。
そこで開発された？クルーイーニャ型ロボットとか、ロボット三原則に関するお話。
どことなく、藤子不二雄や手塚治虫のような懐かしい、そしてブラックなかんじのする作品でした。
「あの日 」：宇宙での生活があたりまえになった世代が、現代を舞台にした小説を書く。
どこか物理的におかしな小説と、小説の先生のつっこみが面白い。
この、宇宙時代になったら直感的には理解されなさそうな物理法則を、うまいことボケとして書いてるなあ。読んでて楽しかったです。笑
「性交体験者」：どういうことだろう？と思いながら、嫌な予感とか不気味な感じを抱いたまま読み進める、そんな作品。