遥かなるケンブリッジ

遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫) 藤原正彦「遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス」第2章途中まで。心斎橋に図書館があることに気づいてランチ前に訪れたものの、月末だから休館だった。この本は帰りに京都駅の三省堂で購入。数学もの+英国もので、どっちも好きなのできっと面白いハズ。
 オックスフォード大学創生期の混乱を嫌って抜け出してきた人たちがつくったものがケンブリッジだそうな。ケンブリッジとオックスフォードってよくセットで出てくる名前だし、オックスブリッジなんて略称もあるくらいなのに、もともと相反するような存在だとは知らなかった。意外意外。
 逆に、やっぱりそうなのか、と納得したのは…
 トマトのことを「トメィト」というのはアメリカ式だといって馬鹿にされ、普通に「トマト」と発音すりゃ良いってこととか。発音といえば別の本で、Wednesdayの最初のdも実は発音するだとかいう話を読んだことがある。
 料理がまずいこととか。最近のロンドンはグルメなレストランも増えてるはずなんだけど、これはケンブリッジの話しだし、しかも大学の食堂で、10年以上前の本でもあるし、きっと不味かったんだろう。
 ちょっと読んでて辟易するのが、「私が〜と言ったら大口を開けて笑った」などジョークが自慢げに書かれていること。普通の文体のところは面白いのに、ジョークの部分だけとてもつまらない…笑
 お話的には、まだ引っ越してすぐのあたりまでしか進んでないので、数学の話が出てくるのが楽しみ。