変人偏屈列伝
荒木飛呂彦, 鬼窪浩久「変人偏屈列伝」読了。実在の人物を描いた短編集。
この本を読みたいと思ったきっかけは、伝染病のことを調べているうちに「腸チフスのメアリー」を知ったこと。彼女の生涯に興味を覚えて、読んで見たいと思った。
しかし実際読んでみるとメアリーの話はあまりたいしたことなくて。エジソンと対立したことで有名な発明家、ステラの話がいちばん面白かった。博覧会のエピソードとかスゴい。絵はジョジョ第二部あたりまでの雰囲気やなーと思ってたら、やはりこの作品は他の収録作と比べてずっと昔の作品だった。
荒木さんの描いた短編は良いんだけど、鬼窪ってひとのがちょっと…絵の雰囲気が違うのに似せようとしているというか、しかもジョジョ風擬音が使われてるので余計に気になる。
ただ、猿か人間か、と話題になった「オリバーくん」の話は異常な迫力があって良かった。これは比較的最近の話らしいので、知ってるか親に聞いてみよう。