殿下の料理番

ちょうど半分まで読んだ。
以下印象に残ってるエピソード。昭和天皇は、季節の草花を、「これは茹でるだけで食べられるはずだから」と庭で摘んでくることがあり、料理人はそれを食事に出していたという。たまに「婆羅門参」という薬草を何処からか摘んでこられることがあり、それはどの料理人も食べたことがなく、また一度に2,3本だったので、どう料理してよいか非常に困ったのだとか。
 植物に詳しいというのは本当だったんですね。昭和の頃の、料理人と天皇の関係がよくわかるエピソードで面白い。もう少し摘んできてもらえると助かる、といえないのはもちろん、どんな味なのか、美味しく料理できてるかどうか、こちらから聞くことはできなかったんでしょうねえ。