殿下の料理番
殿下の料理番 皇太子ご夫妻にお仕えして―伝統と新風 皇室のいま (小学館文庫)
- 作者: 渡辺誠
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/12
- メディア: 文庫
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以下印象に残ってるエピソード。昭和天皇は、季節の草花を、「これは茹でるだけで食べられるはずだから」と庭で摘んでくることがあり、料理人はそれを食事に出していたという。たまに「婆羅門参」という薬草を何処からか摘んでこられることがあり、それはどの料理人も食べたことがなく、また一度に2,3本だったので、どう料理してよいか非常に困ったのだとか。
植物に詳しいというのは本当だったんですね。昭和の頃の、料理人と天皇の関係がよくわかるエピソードで面白い。もう少し摘んできてもらえると助かる、といえないのはもちろん、どんな味なのか、美味しく料理できてるかどうか、こちらから聞くことはできなかったんでしょうねえ。