アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

読了。泣きながら笑いたいような気分です。伊坂幸太郎作品の中でもベスト級に良かった。そして、いろいろな巡り合わせと言うか、良いタイミングで読めたと思う。猫とか、ディランとか。
ところで、生まれ変わりを信じるブータン人たちは、「お祖父さんかもしれない」とハエも叩かないとか書いてました。似たような理屈で言えば、どうせ来世が有るんだから悪人はばんばん処刑しちゃっても良いよね。で、バエとか芋虫として次のライフを満喫すれば?なんて冗談も言いたくなるような、優しさに残酷さの同居した話と言うか。