『叫』

叫 プレミアム・エディション [DVD]

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連続殺人事件発生
容疑者は刑事。
黒沢清監督、初の本格ミステリー。。。というコピーを見せてもらって気になってたんですが、以前はホラーというコピーが付いていたそうですw
というわけで、ミステリー要素は期待しないで京都シネマに見に行ってきた。
チケット買ったら、暴君ハバネロの叫バージョンをくれた。あとで食べよう。
小学生軍団が5人くらいいて、CM始まる前からギャーギャー騒いで、すごくうるさかった。
仲間にひとり真面目な子がいるらしく「おまえら非常識やぞ…ここ映画館やで」と注意してるのが聞こえてきたのだけど、聞く気配は無くて。
予告編でも、人が切られたり顔がアップになるたび大爆笑。
「次笑ったら、あいつらの後ろの席に移動して座席蹴っ飛ばしてやろうか…」ってくらいにイライラしてたんやけど、
おじさまが「うるさい!」と一喝してくれて、静かになりました。
内心「ブラボー!Oh...ブラボー!」と快哉を叫んでしまった。ほんまに心からの叫びやったと思います。
そのあと、スタッフの人がきて
「初めてご利用のお客様に、あらためてご注意申し上げます」
と、上映中の私語の禁止を再び注意してました。こんなの初めてですよ。
と、まあ前置きは置いといて、映画の話。
同じ手口の殺人事件が続く。断片的に主人公の刑事を犯人だと指し示すような証拠が残っている。。。
と、すこし推理ものっぽい空気も有るけど やっぱりホラーでしたw。一応刑事が主人公で調査はするのだけど
犯人を見つけるのじゃなくて、不可解な現象の原因(トリックじゃなくてね)を探る、ってかんじ。
オカルトな存在の描き方(処理の仕方)とか、原因とか、オチとか、ああいつもの感じだなあ、と思いながら見てました。
黒沢清の映画が好きな人なら、まあ見て損は無いかと。
しかし、子供達は普通のホラーだと思って見に来たようで、有る意味彼らも被害者かもしれないw
(ということは、ホラー版のコピーも残ってるのか?)