ジョーカー涼

ジョーカー涼 (講談社文庫)

ジョーカー涼 (講談社文庫)

読了。推理やロジック、暗合に全く納得できないw
それでも、物語の構造、やろうとしていた事は素晴らしいと思う。
入れ子構造の作り方には華が有る。
もしかして匣の中の失楽より面白い…?、とさえ思う。
自分の存在すら含めて物語(&物騙り)性を演出するこの創作姿勢は、照れや遠慮が有っては出来ないものであり…もしかして清涼院流水ってそのあたり天然なのかもしれないなあ。
昨日B様と話してる時に
コズミックというタイトルは、もしかしてクトゥルーも意識してるのかな」
なんて言ってみた。
クトゥルーものって、実際そういった神話、ネクロノミコンという書物が有るかのように創作するじゃないですか、そのへんのスタイルと、この清涼院の語り方は似てる部分が有るんじゃないかな、と思うんですよね。
さて、明日からは いよいよ「コズミック 水」か…?すこし休憩したいような…