読んだもの 金原ひとみ

ハイドラ

ハイドラ

迫ってくる体温を感じながら感じた、
世界が変わっていくのを――。
Hydra 読了。
主人公、また拒食症かw
危なっかしいところがあって、自分の済んでる世界とは別世界の物語なんだけど、でも友人の話を聞いてるみたいな近しい感じもするのが不思議。
視点の置き方が独特なのかな?
ときどきあらわれる舞城王太郎みたいな文体のせいも、あるかもしれない(今回は控えめだったみたいだけど)。
何かを必死に拒否する姿に心が動かされるのかも知れない。
そんなとこは置いといても、(気分の良い内容じゃないはずなのに)一文一文が読んでて面白いんだよなあ。