腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

「あたしは特別。絶対に人とは違う。」
「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」
cocon烏丸の京都シネマで鑑賞。監督のティーチイン(舞台挨拶みたいなもん?)があったけど、満席ではなかった。

ストーリーは、小説を読んだときと一緒で、痛い姉をマンガに書いてしまう妹、というところだけは印象に残るけど、
ほかには何も残らないかんじ。
(もうひとつ、原作で面白いところがあったけど、変更されてた。)
役者はけっこう良かった。
佐藤江梨子は二流女優の痛さがよく出てて面白かったし、永作博美の能天気なのか不気味なのかよくわからん奥さん役も良かった。
一番良かったのは佐津川愛美さんかな。全然知らなかったんだけど。
「こういう顔立ちの人を眼鏡役にするとは珍しいなあ」と、ルックスも気になったんだけど
なにより姉に虐めに耐えてるかんじとか、マンガを書き出したときの何か入ったかんじとか、ラストとか、良かった。
裏ベストは、監督役の土佐信道明和電気のひと)。なにこの甘い声w
(それに、監督の出てるシーンはどれも面白い画面だったし)