吉田大八監督 舞台挨拶

上映後、スタッフさんが軽く監督の紹介(初監督作品だったんですね)
それから監督登場。
初監督作品ですが、どういう流れで監督することになったのか話してもらえますか、とスタッフさん。
以下、監督のお話の、独断と偏見込みの要約↓
最初舞台ではなく小説で読んで、グロテスクな部分と笑いの部分をあまり区別することなく並んで描いているところが、自分と感覚が似ていると思った。
自分ならどうやって映画にするか、ということが自然に分かった。
脚本を書いて、キャストを決めて…というのがスムースに、勢い良く流れで作ることが出来た。

というようなお話でした。
続いて会場からの質問コーナー、以下独断と偏見でアブストラクト。

Q. 原作でアフリカに行くシーンが面白かったけど、どうして変更したんですか?
(自分も気になってたところなので、おじさんナイス質問!と思いましたw)
A. 僕もあのシーンは好きなんですが。
 あれ(唐突さ)が面白いのは小説だからで、映画で同じようになっても多分面白くない、
 けど同じように一度彼女(←ネタバレかもしれないので、ここでは誰のことかはあえて書きません)には一度退場してもらう必要が有ったので、ああやってちょっと何か付けて登場させるようにした。

Q. 笑えるシーンがありましたが*1、原作に有ったものですか、監督が考えたんですか?
A. 原作に会ったのも有るし、僕が考えたのもある。
 本谷有希子さんは「笑える作品にしてください」と言ってて、観た後「笑えました」と言ってた。

Q. 監督のことじゃないんですがw
 最近予告編でけっこう大事なシーンを見せてしまって、
 それでだいたい物語のオチの方向が分かってしまうのが前から気になってて…
 このことを一度言いたかった。
A. そうですねえ…って他人事みたいですがw
 予告編を見て、実際見たような気分になってしまうことが僕も有ります。

ホールの外に出ると、普通に監督さんがお客さんと話してて、ビラの裏にサインをもらってる人もいました。
なかなか、繊細だけど気さく、という雰囲気に見えました。
自分もサインもらおうかなー、と思ったんだけど、
ものすごく面白いと思ったわけでもない(w)のにサインをもらうのも失礼かなー、と思い止めておきました。

*1:会場で笑ってたのは十数人程度に思えました