ヨーロッパ企画「火星の倉庫」

ヨーロッパ企画第25回公演『火星の倉庫』鑑賞@京都府立文化芸術会館
部隊は、港のコンテナ置き場のようなところ(←今日の写真参照)。
チンピラ風の男が、別のチンピラ風の男に追いつめられる…
というオープニング。
広い会場を活かしたことをやりたい、ゲーム的なことを…と、前回の公演のときに上田さんが言ってたように、
今回は立体的な、倉庫番というかテトリスと言うか、大きい荷物を活かした芝居でした。
動きの面白さや、びっくり箱的な面白さは有ったけど、各キャラクタの能力だとか立場だとかを活かしたお話ではなかったのが残念。
(ちなみに能力や立場を活かした系というのは「ウインドウズ5000」とか「冬のユリゲラー」とか)
でも、永野宗典さんの大変そうな感じとか、「落とし屋ビリー」とか、
笑いどころや面白い仕掛けは色々有りました。
角田貴志さんが足場のコンテナを踏み破ってしまう美味しいトラブルも観れたしw
ちょっと説教臭いと思われそうなエンディングも、逆にちょっと素敵やなーとも思った。
トータルとして、ヨーロッパの中では真ん中くらいの出来かも知れんけど、充分楽しめる芝居でした。