読んだもの アンビエント・ファインダビリティ

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅


この本は、読み物としても非常に面白いのが良い。といっても、まだ2章までしか読んでないんだけど、すでに金額分の価値はあったと思っている。
歴史の話や動物の話、それから「利己的な遺伝子」や「ニューロマンサー」など有名な書物からの引用もセンスが良い感じ。
第1章「遺失物取扱所」再読。最近プログラミングのポリシーの話ばかり読んでいたので、ユーザへの案内(ファインダビリティ)のことはあんまり考えないようになってたな…ちょっと反省。
情報の読解力は個人差があるという事、冗長性も必要という事、このへんは意識しないといけないな。
第2章「経路探索小史」。
パス、エッジ、ディストリクト、ノード、ランドマーク。この5つが現代の経路探索デザインの土台である、という話が面白かった。
それから、人はウェブを空間的に把握しているというような話や、しかしどの2点も距離は非常に短い(1クリックで到達しうるから)という話もまた面白い。