読んだもの プリズン・ガール
プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月 (新潮文庫)
- 作者: 有村朋美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/07/29
- メディア: 文庫
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わたし実は、アメリカの刑務所に入ってました!」面白かった!
フツーの日本人の女の子が経験した、オドロキの米国囚人生活。
FBIに目をつけられて無実の罪で逮捕され、刑務所へ…そんな経験をした女の子の書いた本。
けっこう悪ぶった感じなのかと思ったら、肩すかしを感じるほど自然な文体と態度で。
これは刑務所の辛さとか犯罪の悲惨さを描いたものじゃなくて、あくまで刑務所での「生活」や刑務所内でできた「友人」をメインに描いた作品。
解説のひともいってるけど、だから軽い感じで読めてしまう、だけど後々きいてくる…かな。
実際、手に取ったときは「アメリカの刑務所ってどんなんだろう」っていう好奇心が大きかったのだけど、それ以上に、著者の人柄や友人たちの面白さに惹かれていきました。
まだ読み終わりたくない、思うほど親しみを感じてしまった。
パームシリーズが好きな人にはおすすめ。特に、「星の歴史-殺人衝動」の刑務所仲間が好きな人に。