巨娘

巨娘(1) (アフタヌーンKC)

「神戸在住」を描いていた木村紺さんの作品。
絵柄は同じなんですが、あのマッタリ日常系とは全く趣きの異なる人物たちが面白い。
主人公は181cm、怪力で豪快な巨娘ジョーさん。
1巻の前半は、彼女の働く焼き鳥屋や休日のむちゃくちゃ？な日常が描かれていて、そこに「神戸在住」のモノローグと同じような形式で、作者目線のナレーションや突っ込みが入るというかんじ。
その時点では、まあまあ面白いし、情報量も多い（＝長時間楽しめる）から、まあ買って良かったかな？（でも雑誌の中の一作品としてなら、バリエーションとしては面白いが、ずっとこれを読むのはつらいかな…）という感想だったのですが。
後半がとても良かったです！
一見地味なキャラクタからの視点の「ろく」はスッカリ恋愛マンガになっていて、そのギャップに妙にときめきましたし
そこから強烈な「なな」への流れは、ほとんどトリップしかけてしまった。ふう…
これは１冊通して単行本で読むのが絶対オススメだと思う。