悪夢探偵２＠京都シネマ

京一…ごめんね、あなたを産んでしまって。

京都シネマで、楽しみにしてた「悪夢探偵２」鑑賞。
初日とはいえ、すごい人…っていうか満席？と思ったら、塚本晋也監督が来るそうで。
知らずに来たけど、ラッキー！今年は映画運良さそう。

クラスメイト（韓英恵）を怖がらせるイジメをしてから、悪夢を見るようになった雪絵（三浦由衣）。
不眠症に悩まされて、悪夢探偵と呼ばれる男のもとを訪ねる…

ラストシーンの、しかもラストカットで場内で携帯電話が鳴って、最初映画で鳴ってるのかと思って
「ここで携帯かあ！？すごい流れだなあ…」
と思ってるうちに終わってしまったので、ラストまで見てない人の感想だと思ってください。

今回の作品は、１みたいにゾンビが出てこず、もっと現実的というか、心理的なホラーというか…といっても、幽霊や幻覚のようなものは出てくるんだけど。
なんか黒沢清監督の作品みたい。
チラリズムホラーというか、怖いものをはっきり見せず、けど全く出てこないわけでもなくてチラチラ映るのが、非常にいいかんじで怖いです。
あとはとくに意味の無い手とか歩き方の動きだけですごく怖く見えたりとか。
そういった見せ方が１に比べてさらに洗練されて、かつ怖くなってて、役者陣も上手い人が揃ってる…面白いです。
なんといっても、市川実和子さんの顔がむちゃくちゃ怖い 笑。すばらしいキャスティング。
三浦由衣さんも、初めて聞いた人なんだけど、すごく良かった。奇麗なんだけど親しみの持てる顔（眉の手入れしてないかんじとか？ｗ）。
（なんか他人と思えないというか、どこかで見た顔なんだよなあ…古い友人とか親戚に、似た人がいたのかな？）
繊細な目の演技は、この作品にぴったりだと思った。このひとが出る作品があれば、また観たいと思う。

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