悪夢探偵2 塚本晋也監督@京都シネマ

塚本晋也監督のティーチイン。
舞台挨拶というか、ここは舞台が無いので、監督は客席の目の前に立っている。
まずは、司会進行してる劇場スタッフのひとからの質問が2つほど。それからお客さんからの質問が3つほど。
最初の質問は忘れたんだけど監督の話はこんなかんじ(かなりうろ覚えです)。


「15年くらい前から考えていた作品で、最初からシリーズ物を考えていた。映画じゃなくテレビの深夜ドラマで、昔やっていたウルトラQツインピークスのような。
深夜に、番組が一度終わってから、砂嵐の中から始まるような番組をイメージしていた。以外とちゃんとしたもの(映画)になりました。」


以下、ちょっとネタバレを含むかもしれないので、観終わった人だけ読んでください


「いじめについては、今の社会問題を取り込んだのか」というような質問に対して

「そんなつもりはなくて、でもそう言ってもらえるのはありがたいです。批評家の方でそういってくれるひともいたので、そのときは『そうです!』と答えてました 笑。
ただ…小学校の頃のいじめって、とくに理由があったわけでもなく…もっと動物的な、作中でいってたけど 手のひらの真ん中がピリピリするような、そんな炎のような感情だと思う。
いじめたいと思う気持ちが悪いというよりは、いじめたら、その先どうなるのか、という想像力を持てないことが問題だとは前から思っていた。」


「この創造力の源は?」というような質問に対して

「わかりません。『それはですね…』と答えられたらスゴいですね 笑。
 昔はいろいろなものが怖くて、怖いと思うものをつめこんでみたかった」


「1は事件があって悪夢が有るというかんじだったが、2は悪夢ありきで、それに関連して事件が起きるというのは…(あと、母の愛が何とか、って質問もされてました)」という質問にたいして


「京一(悪夢探偵)はやる気が無いやつで、助けてやろうという気持ちは無くて、しかたなく解決するという理由として、母のことを描いた。
やる気の無いやつが、徐々にやる気を出していく話ですね 笑
 そのうち看板を出すんじゃないでしょうか。「影沼探偵事務所」って。
 シリーズが40くらいまで進めば、ハワイにも行きたいと思います。松田龍平君がハワイ行きたいらしいので 笑」

司会「シリーズが進むためには多くの人に観てもらわないといけないので…みなさんも協力お願いします。本日はありがとうございました」