玉野五十鈴の誉れ

Story Seller (新潮文庫)

Story Seller (新潮文庫)

米澤穂信さんの収録作(玉野五十鈴の誉れ)を読了(なんか最近短編ばかり読んでるなあ…)
古い慣習にとらわれる家に生まれた女の子と、その子に仕える事となった同い年の使用人の関係を描く。
良かった。匂い立つような、というか、とても雰囲気のある作品で。
ミステリ作家らしいというか、静かに二転三転してあのラスト…
表紙にある「読み応えは長編並、読みやすさは短編並」という言葉は、いまのところ嘘じゃないですね。
古典作品の名前がいろいろ上がるので、本好きの人ならより楽しめると思う。