ワンダービット

ワンダービット2 (MF文庫 9-8)

人生で大切な何かがわかっちゃうSF!!

なかなか名作が詰まってて面白かった。
つまらない事をしてると時間が長く感じる、ということを利用した発明「体感時計」。
ゴミ分別を守らせるための発明、「燃えないゴミの日に燃えろ!!」
テンポよく読んで、「そういうもんだよねー」と思える作品。
使えない（でもなんだか有りそうでリアルな）タイムマシンを描いた「タイムマシンの恐怖」。
うわー恐ぇーと思った後、みょうにスッキリな読後感。
まったく作風の違うラブロマンス風「ログイン愛の劇場」。
誰かの作風をマネしただけというギャグではなく、設定やオチが上手い。
…というか、島本さんって、短編だと構成力のすごさがわかるなあ…！