消えた探偵

消えた探偵 (講談社ノベルス) 秋月涼介「消えた探偵」読み始め。殺人鬼シリル、被害者のアレックス、探偵のカイエン。彼らは、乖離性同一性障碍者クリストファーの別人格である。ホスト人格であるクリストファーが言うには、現在では殺人鬼は現れず、探偵も行方不明になっているらしい。面白そう!と、読み始めてすぐにワクワク。しかし主人公が追うのは全く別の事件。事件当時の証言を聞くため、同じ診療所の住人たち相手に聞き込み調査を始める。その登場人物たちってのが、不眠症の美女、健忘症の元カウンセラー、さまざまな症例の患者を集めている療養施設の所長…などなど。なんて魅力的な設定なんだろw。カタカナ名の苦手なので心配していたけど、すべての登場人物が個性的過ぎるので問題なく楽しめています。 [ 続き: id:gma:20060302 ]